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複業のためのオンラインサロン入会

今年の6月、初めてオンラインサロンに入会した。

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一体感のあるチーム

元々複業・副業に興味があり、スキルアップと社外での人脈を形成するためにオンラインサロンに入会することには強い関心があった。

「DMMオンラインサロン」のようなプラットフォームページを見ると、ものすごい数のオンラインサロンがあることがわかる。

その中でもデザイナーのいちげ氏(@booichiro)が運営する「はじめのいっぽ」サロンを選んだのは、入会する目的を「デザインスキルの向上」と明確にしたからだ。

1期生の募集をたまたまTwitterのタイムライン上で見かけたのがきっかけだったが、あまり迷わずに入会した。

実際にオンラインサロンに入会して2カ月目に入ったが、複業やパラレルキャリアに興味がある会社員がその第一歩としてオンラインサロンに入ってみることの有用性について記したい。

オンラインサロンの分類

オンラインサロンと一口に言っても、その内容はオーナー(=主催者)次第で多種多様だ。

オンラインサロンの分類について解説した記事もある。

オンラインサロンの作り方

有名人に限らず、この頃オンライン上でサロンを開こうとする人たちが増えてきました。 共に勉強する目的の人や、同じ趣味の人を…

この記事によると、オンラインサロンは大きく以下の4つに分類される。

  1. 有名人型(オーナーが芸能人やスポーツ選手)
  2. 相談室型(オーナーがカウンセリングしてくれる)
  3. 学習型(ビジネススキル、資格取得、教養を磨く)
  4. 趣味共有型(趣味を一緒にするオフ会が活発)

「はじめのいっぽ」は①と③をミックスした感じだ。

また、個別のカウンセリングはないが、いちげ氏や他の会員が相談に乗ってくれる場所(チャットルーム)が用意されていて、マメに対応してくれる。よって、②の要素もある。
※「いちげ♨温泉」の場合は、いちげ氏にTwitterのDMで個別相談できるため、②に対応している。

「はじめのいっぽ」としてのオフ会はまだないが、参加者が作成した作品をみんなに公開して意見交換できる場が用意されているので④の要素もあると言える。

ちなみに、会員が作成した作品に対しては、オーナーも他の会員もポジティブなフィードバックをくれるため、SNSに作品を投稿したことがない場合でも、ここでは安心して作品を見せることができる。

したがって、「はじめのいっぽ」および「いちげ♨温泉」は、4分類を網羅した万能型オンラインサロンと言える(それでいて月額\3,000と価格も良心的)。

オンラインサロンで複業の準備をする

会社員が複業を行う場合、以下のようなケースが想定される。

  1. 本業とは異なる分野で、自分がすでに身につけているスキルを活かして働く
  2. 本業とは異なる分野で、新たなスキルを取得して働く

当然、②の方がハードルが高い。

本業のある会社員が朝から晩まで仕事をしたうえで、これまでに学んだことのない分野の知識・技術を習得して価値を生み出せるようになる必要がある。

ただし、②の場合もメリットがある。最大のメリットは「自分の好きなことを仕事にする」を実現できる可能性があることだ。

私の場合は②に挑戦した。

本業ではPowerPointを使って社内外向けのプレゼン資料を作成するくらいしか、デザインに関する業務を行う機会はない。しかし、私はデザインを仕事にしたくなってしまったのだ。

そして②に挑戦しようと思うと、独学したり、専門学校やオンラインスクールに通ってスキルを身につける必要がある。

そういったスキルアップをする環境の選択肢の一つとして、オンラインサロンを使うのだ。

前節でも述べたとおり、オンラインサロンの中には入会したメンバーのスキルアップに主眼を置いたものも多い。

いちげ氏が主宰する「いちげ♨温泉」と「はじめのいっぽ」がまさしくそうで、入会したメンバーはプロのデザイナーに自分が作成した作品を見てもらってフィードバックを受けつつ、自らのデザインスキルを仕事を受注できるレベルまで向上させることが目的となる。

オンラインサロンでスキルアップは可能

現時点で、私は「はじめのいっぽ」の第2期(7/1~7/31)に入会している。

6月1日から約1.5カ月を過ごした結果、デザインスキルの成長を実感する機会があった。自分のTwitterヘッダーを1カ月以上かけて完成させたのだ。このとき、ビフォー(6月中旬時点)とアフター(7月中旬時点)のヘッダーを比較したツイートをした。

いちげ氏からは、「アフターのようなヘッダーをコンスタントに作れるなら、有料で仕事が取れるだろう」という太鼓判を押してもらっている。

本記事執筆時点では、まだデザイン制作を受注できていない。今後はデザインやイラストの作例をまとめたポートフォリオページを本ブログ内に設置し、Twitterで営業をかけていく予定だ。

さて、会社員が複業で仕事をとれるレベルに到達するのに1.5カ月という期間を長いと感じるだろうか?

個人的にはHTML・CSSの独学を3カ月やって「サンディングページの作成を受注できそうなレベル」に到達した経験があり、1.5カ月なら比較的短いと感じる。

当然、人によってはもっと短い期間で仕事ができるレベルに達する人もいるだろうし、もっと時間が必要な場合もあるだろう。

ちなみにこの1.5カ月間の複業活動の内容は次のようなものだ。

  • 会社員:フルタイム、残業5時間/月
  • デザイン:サロンでの課題作成、IllustratorやProcreateの自習
  • ブログ:アドセンス合格(記事投稿20本、平均2000文字)、累積PV600
  • Twitter:フォロワー50名⇒350名
  • 家事・育児:共働きの妻とほぼ半分ずつ分担

Twitterや家事・育児を複業と呼ぶかはさておき、こうやって並べてみると相当忙しく過ごしているように見える。

私の場合は本業の残業が少ないことが上記の活動を実現できている最大の理由だと感じる。

2年前は残業40時間以上も珍しくなかったが、そのような状況であれば複業でのスキルアップは実現不可能だっただろう。

残業規制という形で「働き方改革」を会社が実行してくれたおかげで、複業に追い風が吹いたと言ったところだろう。

自発的に動く人は、意外な形で「働き方改革」の恩恵を受けられるものなのだ。


私の場合は1.5カ月経過した時点で、サロンオーナーにも認めてもらえるくらいデザインスキルを伸ばすことができた。

とはいえ、どこのサロンに入っても同じようにスキルアップできたとは限らない。以下のような「はじめのいっぽ」の環境が私にものすごく合っていたというのは事実だ。

  • ドリームキラーが完全に不在
  • 「継続すれば必ず伸びる」という信念の元、批判やネガティブは評価は一切ない(=ほめて伸ばす
  • プロのデザイナー・イラストレーターとしてすでに仕事をしているメンバーが多数参加

このような環境は、オフラインではそうそう手に入らないと思う。

オンラインサロンであれば地理の制約も越えて色々な人と接点を持つことが可能であり、上記のように、私にとっては奇跡のような環境も得られるのだ。

今後、複業を考えている会社員にとって、オンラインサロンへの入会は非常にポピュラーな選択肢になるのかもしれない。

肩を組む10人の男女の後ろ姿
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